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あがり屋敷の家

様々な居場所をもつ小さな家

敷地が約20坪、建築面積が約10坪と都心に建つ小さな住宅です。ここでは家のあり方として部屋の大きさにこだわらず、むしろそこで行われる事…本を読んだり、手紙を書いたり、食事をしたり、といった事がストレス無く行われる事が大切ではないかと考えました。階段の踊場は書斎になり、階段はベンチに、廊下は縁側のような溜まりの場所として「どこにいても心地の良い家」を目指しています。

その仕掛けとして「光」と「窓」があります。光によってぼんやりと「場面」がうかびあがり、「窓」にとって切り取られた風景を眺める..そんな当たり前な風景を求めてつくられた小さな住まいです。
 

所在地:東京都豊島区
構造・規模:RC+木造
地下1階・地上2階建
竣工年月:2002年9月
敷地面積:64.67m2
建築面積:34.02m2
延床面積:98.32m2
設計:若原アトリエ
構造:長坂設計工舎
施工:アール•ドゥ
 
写真:中村絵