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たいらまちの家

< WORKS


構造・規模:RC+木造 2階建
竣工年月:2006年3月
敷地面積:69.95m 2
建築面積:34.96m 2
延床面積:67.11m 2
設計:若原アトリエ
構造:長坂設計工舎
施工:アール•ドゥ
 
写真:新良太

光が降り注ぐ「大きな穴」が極小の空間に広がりを与える

 
目黒区の閑静な住宅街に建つ住宅です。建築面積が10坪、延床面積でも20坪と本当に小さな規模ですが、ここに夫婦と二人の小さな子供の四人が暮らしています。設計の時に印象的だったのがご主人からのご要望でした。「例えて言うなら、避難所のようなガラんとした住まいがいいかな…」その言葉を受けて実施案がまとまりました。
中心に「大きな穴」のあるワンルーム。そこから光が降り注ぎ、風がぬける住まい。周りに見るべき風景が全くないので窓は最小限。代わりにトップライトが効果的な役目を果たしています。内部空間をできるだけ大きく取るために50センチほど建物が地下にもぐっています。”ころんとしたコンクリート”の箱の上に”木造の小屋”が載ったようなワンルーム。都市の中に埋め込まれたプリミティブな住居です。